名匠狂言会

演目・解説

二人袴 演目イメージ写真
撮影:桂秀也

京都 大蔵流二人袴ふたりばかま

  •  茂山千五郎
    •  茂山 竜正
    •  茂山 あきら
    • 太郎冠者 茂山 茂
  • 後見 島田 洋海 茂山 虎真

 聟入り儀式のため舅の家を尋ねる花聟が一人では恥ずかしいというので、父親が門前まで付いていく。門前で袴を着けてもらった聟は、舅と盃事になる。太郎冠者に見付けられた父親も顔を出すようにと促されるが、袴は一着しかない。交互にはきかえて急場をしのぐが、二人一緒に出るよう求められて…。

 世間知らずの息子と過保護の父親の図。その場しのぎの繕い露顕の展開が笑いを誘う。

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東京 和泉流法師ヶ母ほうしがはは

  •  野村 万作〈人間国宝〉
  •  野村 萬斎
    •  竹市 学
    • 小鼓 後藤 嘉津幸
    • 大鼓 河村 眞之介
    • 地謡 野村 裕基  中村 修一  内藤 連  飯田 豪
  • 後見 月崎 晴夫

 酔っぱらって帰宅した夫が妻に酒を要求する。しかし、あまりに酔っているので、妻は聞き入れない。夫は腹を立て、離縁の印に着ていた衣を与えて追い出し、また飲みに出かける。妻は我が子を不憫に思いつつ親のもとへ帰る。やがて、酔いがさめ、妻を追い出したことを後悔した夫が狂乱の体で登場し…。

 後場で夫が狂い笹を持って登場するのは、能の狂女物の形式を踏まえた演出である。

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名古屋 和泉流簸屑ひくず

  • 太郎冠者 佐藤 友彦
    • 次郎冠者 野村 又三郎
    •  井上 松次郎
  • 後見 鹿島 俊裕

 禰宜が茶屋で休んでいるところへ、山伏もやってくる。山伏は禰宜に対して傍若無人のふるまいのあげく、次の宿まで肩箱を持たせようとする。見かねた茶屋が仲裁に入るが、双方主張して譲らない。そこで、茶屋の所持する大黒を祈り反応のあった方の主張に従うという勝負を提案し、それぞれ祈らせると・・・。

 ふてぶてしくて威張った山伏が、弱そうでおとなしい禰宜に負けるという痛快コメディ。

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