サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会に日本代表の専属シェフとして同行した西芳照さん（５６）が６日、地元の福島県広野町で記者団の取材に応じ「選手が喜ぶ料理を心掛けた。体重が減った選手もいなかったので、十分な仕事ができたのかな」と快進撃を支えた日々を振り返った。

　西さんにとってロシア大会は４度目のＷ杯。海外で活躍する選手らから食事に玄米や雑穀米、スムージーにほうれん草などを加えてほしいと要望があり「これまでにない食に対する意識の高さを感じた」という。ごま好きの西野朗監督のために、現地ですり鉢とすりこぎを入手したエピソードも披露した。