7月6日 15時32分
攻撃好調なイングランド 第21日見どころ
▽スウェーデン―イングランド(日本時間7日午後11時・サマラ)
W杯での2度の引き分けを含め、過去の対戦はイングランド7勝、スウェーデン7勝、9引き分けと完全に互角だ。
個人の能力で上回るイングランドは4試合で9得点と攻撃陣が好調。ケーンはランキングトップの6点をマークしている。引いて守る相手を崩す上で、スターリングの突破力も有効になる。
スウェーデンは堅守速攻のスタイルを貫く。失点は1次リーグのドイツ戦での2点だけで、3試合は完封した。攻撃に転じた時は手数をかけずに前線へボールを送り、ベリやフォスベリに託してゴールを狙う。
▽ロシア―クロアチア(同8日午前3時・ソチ)
ともに決勝トーナメント1回戦をPK戦の末に勝ち上がった。準々決勝に導いた両GKを中心とした守備が鍵を握るが、クロアチアの方が4試合で2失点と堅調だ。
司令塔のモドリッチはデンマーク戦では精彩を欠いたが、ラキティッチやペリシッチらと柔軟にポジションを入れ替えて好機を探る。中盤の選手は積極的にプレスをかけ、守備意識も高い。
ロシアはスペインを退け破竹の勢い。堅守速攻が基本戦術だが、先制点を許すと苦しい。ゴロビンが正確なキックを供給するセットプレーは大きなチャンスだ。(共同)