7月3日 06時06分

長谷部「2点先行してからの試合運びが自分たちの甘さ」 ベルギー戦コメント集

ベルギーに敗れ、肩を落として引き揚げる香川=ロストフナドヌー(共同)

ベルギーに敗れ、肩を落として引き揚げる香川=ロストフナドヌー(共同)

 ▽MF長谷部「ちょっと整理がつく時間が必要かなと思う。2点先行しながら、逆転して負けているというのは、もちろん自分たちの力不足もあると思うし…。ちょっと言葉を選ぶのが難しい。もちろん2点先行して、相手が前がかりになってくるので、そこはしっかり耐えて、逆にカウンターのチャンスが出てくるかと思った。逆に不用意なボールの取られ方や、いろんなミスが重なって失点した。そういう部分ではまだまだ勝負の甘さが出た。きょうは試合前から受け身にならず、自分たちからどんどん仕掛けていこうということを話し合った。2−0のところまではいいゲームができたが、そこからの試合運びがまだまだ自分たちの甘さかなと思う」

▽MF香川「これがサッカーだし、この現実は受け止めにくいが、受け止めるしかない。やっぱり個の差が最後に出た。監督が代わったりして、厳しい戦いが予想される中で、本当にチーム一丸となって、きょうまでやってこれた。だからこそ、この1勝を取って次に行きたかったが、この壁が非常に大きいものだと実感するし、今はこの結果を受け止めるしかない。次に行きたかった。その可能性が非常にあるチームだった。たくさんの声援を受けていたし、新しい歴史をこのチームで刻みたかった」

▽GK川島「本当にやれることはやり切った。ひとつの壁を越えるのに多くの苦しみがあった。ただ、ここまでたどり着けたのは、そういう悔しい思いがあったから。(苦しい状況の中で4試合フル出場だが)個人のことは考えてない。本当にここにたどり着くまで、チームとして一人ひとりが助け合って、こういうスピリットを見せられたのは誇りに思う。こういうメンタリティーが日本人のメンタリティー。それを見せられたことが、このチームには大きなことだったと思う。いろんなことがワールドカップの前にもあったが、そういう中でも全員が新しい監督、スタッフと同じ方向を向いたことが一番大きかった」

▽DF長友「悔しいけど、自分たちのすべてを出したので悔いはない。強い相手に対して2点をリードしたが、最終的に3点を取られたので自分たちの力不足かなとは思う。(ハーフタイムでは)絶対に勝てるぞという気持ちでみんな声を掛けていた。結局ベスト16で止まってしまったので、自分たちの実力はもう1回しっかり見直さないといけないし、日本サッカーはこの経験を得て、次の4年後に向けてしっかり考えて改善できることは改善して、次に進んでいきたい。自分にできることはすべてやったと思う。負けて悔しいけど、笑顔で胸を張って帰ります」

▽MF原口「もっとこのチームで前に進みたかったし、負けてしまったのが悔しい。(2点先行してからの戦いは)難しかったし、(ベルギーが)圧力をかけてきた中で、僕らが耐えきれなかった。全員が最後まで必死にやっていたけど、チームとしても個人としても、やはり一歩足りないのかなというのがある。必ずベスト8に行けると信じてやっていたので、今は悔しさはしかない。またもう1回立ち上がらないといけないし、ここからもう1回こういう壁を越えていけるように頑張ります」

▽FW大迫「ちょっと今、難しいというか…。本当に悔しいし、2点リードしてからの試合運びが良くなかった。(2点先行してから)引きすぎずに前にそのまま行こうと声を掛け合っていたが、後ろに重心が掛かってしまって、相手の思うツボというか、ミスからピンチを招く形になった。1点取られて、相手に流れが傾いたのは事実だし、2−0のままでキープすることをもっと意識するべきだったと思う。正直、本当に悔しいし、日本のサポーターのみなさんにすごく応援してもらって、すごくパワーをもらって、こういう結果になったのは申し訳ない」

 ▽日本代表・西野監督「(試合後にピッチを見つめて考えたことは)ワールドカップの怖いところでしょうか。追い詰めましたけど、何が足りないんでしょうね。(2点先行してから)オフェンシブに戦えていたので、メンバーの切り方もディフェンシブな形が取れたかもしれないが、3点目を取れるチャンスがあった。ボールをコントロールができた時間もあったので、そのまま走りましたけど、本気のベルギーがそこにあった。(世界トップクラスとの差は)すべてだと思うが、わずかだと思う」

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