▽ブラジル―メキシコ（日本時間２日午後１１時・サマラ）

　技術の高い選手がそろうブラジルが攻め、メキシコが堅守速攻で対抗する図式になりそうだ。ワールドカップ（Ｗ杯）の対戦成績はブラジルの３勝１分け。

　初戦を引き分けた後に２連勝したブラジルは、１次リーグを首位で突破した。けがの影響が懸念されたネイマールも２戦目で初得点するなど調子を上げつつある。

　激戦のＦ組を通過したメキシコは、スウェーデンとの最終戦に０―３と完敗。まず守りを立て直したい。スピードある選手が速攻で先制し、ブラジルを焦らせる展開に持ち込みたい。

　▽日本―ベルギー（同３日午前３時・ロストフナドヌー）

　戦力的にベルギーの優位は動かない。９得点の攻撃陣は強力で、４ゴールのルカクら好選手がそろう。日本は守勢の時間が増えそうだが、攻撃に転じた際は素早い連係から積極的に裏のスペースを突きたい。

　１次リーグ最終戦で先発を入れ替え、ともに主力のコンディションはいい。日本は、まず走り勝つことが基本。サイドの裏を取られてピンチを迎える場面も目立つ相手に対し、柴崎を軸に果敢に縦パスを入れて高い位置で連動して崩したい。乾、長友の左サイドを生かせるか。先制できれば、焦りを誘える。（共同）