6月30日 16時56分
スペインに挑むロシア W杯第17日見どころ
▽スペイン―ロシア(日本時間1日午後11時・モスクワ)
2010年大会王者のスペインに、ソ連時代の1970年大会以来の8強を狙うロシアが挑む。
スペインはイニエスタを軸に小気味よくパスを回すスタイルが健在で、ディエゴコスタは今大会3得点と好調を保つ。課題は1次リーグ3試合で5失点した守備の立て直しで、安定感を欠くGKデヘアの復調も必要だ。
ロシアは高い位置でボールを奪い、カウンターに転じることができれば勝機が広がる。攻撃の起点となるゴロビンやチームトップの3点を挙げているチェリシェフ、196センチのジュバと攻め手は豊富だ。
▽クロアチア―デンマーク(同2日午前3時・ニジニーノブゴロド)
迫力あふれるクロアチアの攻撃を、デンマークが持ち前の堅守ではね返す構図か。1次リーグで3連勝を飾ったクロアチアが優位とみる。
クロアチアはモドリッチらMF陣の創造性が高く、FWにはエースのマンジュキッチを擁する。中盤でのプレスが機能し、3試合で1失点と守備も堅調。攻守にわたるハードワークが好調を支える。
デンマークはGKシュマイケルを軸とした守備陣が奮闘する。1次リーグは3試合で1失点。0―0で踏ん張り、司令塔エリクセンらが相手の隙を突きたい。(共同)