令和の湖国、担い手続々 後半戦、全市町で投票率最低
2019年4月22日
統一地方選後半戦は二十一日、県内でも豊郷町長選と同町議補選、大津、彦根、近江八幡、栗東の四市議選、日野町議選が投開票され、地方政治を担う首長一人と市町議百二十人が、続々と決まっていった。唯一の首長選だった豊郷町長選は、二〇〇七年の町長選と同じ候補者の一騎打ちとなったが、無所属現職の伊藤定勉さん(71)が、新人で元町議長の前田広幸さん(47)に競り勝ち、四選を果たした。
各選挙の投票率を見ると、豊郷町長選が四年前を7・77ポイント下回る57・95%だったのをはじめ、大津市議選42・17%、彦根市議選43・39%、栗東市議選39・45%、日野町議選59・81%と、いずれも過去最低を更新。近江八幡市議選も四年前より3・9ポイント低い51・36%で、一〇年の合併で新市政に移行した以降では最低だった。
豊郷町長選は役場庁舎の耐震化などが争点となり、接戦が予想されたが、有権者の関心はそれほど高まらなかったとみられる。大津市議選も三十八議席を四十九人で争う激戦で、市民センターの再編問題などの争点はあったが、舌戦が盛り上がらなかった。
(統一地方選取材班)