統一地方選2019

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4市議選、14日告示 豊郷町長選などは16日

2019年4月13日

 統一地方選は十四日、大津、彦根、近江八幡、栗東の四市議選が告示され、後半戦に突入する。十六日には豊郷町長選と同町議補選、日野町議選も告示される。豊郷町議補選を除き、いずれも選挙戦となる見込みで、投開票は二十一日。各選挙区の情勢を探った。

(統一地方選取材班)

◆大津市 

 【定数三八】定数は前回と同じ。立候補者は前回より一人少なく、定数を十一人上回る四十九人となる見込み。激戦が予想される。

 内訳は現職二十八人、新人二十一人。党派別では自民六人、公明五人、共産六人、維新一人、諸派一人、無所属が三十人。女性は、前回より二人多い十一人と予想される。

 市内に三十六カ所ある市民センターの再編や、市庁舎の耐震性問題、公共交通の整備、公立保育所の民営化、市が進めるJR大津駅前や琵琶湖畔のまちづくりが争点になるとみられる。

◆彦根市 

 【定数二四】二十六人が立候補を表明している。三十二人が出馬した前回と比べると、少数ながら有力候補がひしめく選挙となりそうだ。

 内訳は現職十四人、新人十二人。党派別では自民一人、公明二人、共産二人、無所属二十一人となる。引退を表明した現職の多くが後継候補を指名。新人の出馬で世代交代の兆しを見せている。

 大久保貴市長への評価や悪化する財政状況への取り組みが焦点となる。

◆近江八幡市 

 【定数二四】定数は前回と同じで、二十七人が立候補を予定。引退や県議選への転向で出馬しない現職が半数近くに上り、フレッシュな顔触れが集まる戦いとなりそう。

 内訳は現職十三人、元職一人、新人十三人。党派別では共産三人、公明二人、諸派一人、無所属二十一人。女性は現職一人と新人五人が準備する。

 市役所新庁舎の行方が主な争点。八幡堀や「ラ コリーナ近江八幡」など、特定地域に偏る観光客をどう分散させ、市全体の活性化につなげるかも論点の一つになるとみられる。

◆栗東市 

 【定数一八】定数を二人上回る二十人が立候補を予定している。現職四人が引退する意向で、新人の立候補予定者には四十、五十代が多く、世代交代が進む選挙となりそうだ。

 内訳は現職十四人、新人六人。党派別では、共産二人、公明二人、無所属十六人。女性は現職の二人と新人の二人。

 市財政の改善に取り組む中で子育て政策など市民へのサービスをいかに向上させられるかが、争点となる。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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