県議会会派決定、自民20人で過半数届かず チームしがは14人
2019年4月13日
県議会(定数四四)の新しい会派構成が十二日、決まった。最大会派の自民県議団(二十人)は過半数に届かず、チームしが県議団(十四人)も第二会派にとどまる。議長選がある五月十日の議会は、他の少数会派の動向が、キャスチングボートを握りそうだ。
自民は党県連が九日に追加公認した海東英和さん(59)を含む公認当選者十七人に、推薦した無所属三人が加入したが改選前より二議席減らした。チームしがは、地域政党チームしが公認の九人、推薦した立憲民主公認の三人、現職の山本正さん(61)=草津市選挙区、新人の小川泰江さん(56)=守山市選挙区=で構成。改選前と同じ十四議席。公明県議団は改選前と同じ二議席、共産県議団は改選前から一つ増えて四議席。
無所属で当選した現職の清水鉄次さん(62)=高島市選挙区、木沢成人さん(46)=東近江市・日野町・愛荘町選挙区、駒井千代さん(45)=草津市選挙区=の三人は、新会派「さざなみ倶楽部」を結成し、十二日に会見した。清水さんが代表、木沢さんが幹事長、駒井さんが政調会長を務める。清水さんは「地域に根差した活動がしやすい立場で立ち上げた」と説明。他会派との連携は、是々非々で政策ごとに判断するとの立場を示した。
無所属は、新人の村上元庸さん(64)=甲賀市選挙区=のみとなった。
(浅井弘美)