彦根市選管ミスで期日前投票無効に 再投票できず
2019年4月3日
彦根市選管は二日、県議選(七日投開票)の期日前投票で、市選管職員による手続きの誤りから投票に訪れた市内の四十代男性が、投票権を有していながら投票できなくなったと発表した。
市選管によると、一日午前十時半ごろ、男性は期日前投票所の彦根市役所に訪れた。選管職員が選挙人名簿を照したところ、同日付の転出届けが受理されていた。投票権を有しているかどうかを県選管に確認するために、市選管職員が封書をして記入済みの投票用紙を預かった。男性は投票所を立ち去った。
公職選挙法には「代理投票以外は、選挙人自らが投票する」と定められている。男性の選挙権は同日の投票所が閉まるまで有効だったが、一度投票所から出たため再度投票することはできずに無効となった。
市選管は「投票権の有無を調べようと投票用紙を預かった。短時間で十分な確認ができなかった」と話している。