県議選告示、61人届け出 3選挙区で無投票当選
2019年3月30日
統一地方選前半戦の県議選(定数四四)は二十九日告示され、六十一人が立候補を届け出た。十三選挙区のうち、三選挙区の計六人が無投票で当選が決まり、残り十選挙区で計三十八議席を争う九日間の選挙戦に突入した。投票は四月七日に実施され、即日開票される。
無投票となった選挙区も合わせた立候補者六十一人の内訳は、現職三十七人、新人二十三人、元職一人。立候補者数は四年前の五十九人に次いで、過去二番目に少なかった。女性の立候補者は十人にとどまり、過去最多だった十二年前より四人少なかった。
最大の焦点は、自民と非自民のどちらの勢力が過半数を占めるか。自民は公認二十二人、推薦七人で挑む。地域政党「チームしが」は国民民主推薦の九人を公認し、立憲民主公認の五人を推薦した。公明は二人を立て、共産は七人を擁立した。
立候補の届け出を済ませた候補者は、選挙カーに乗り込んで街頭に繰り出し、街中や座談会などでそれぞれの政策を主張した。県を二分するような対立軸はなく、争点は少子高齢化対策や防災対策、地域活性化策などになるとみられる。
無投票当選となった選挙区は、栗東市、湖南市、高島市(いずれも定数二)で、現職六人が当選した。無投票の選挙区は、前回より二つ少なかった。無投票当選者が定数に占める割合「無投票当選率」は13・6%だった。
(県議選取材班)