61人出馬表明、10区で選挙戦へ 県議選、29日告示
2019年3月28日
統一地方選の県議選が29日、告示される。13の選挙区と定数(44)は前回選と変わらず、これまでに前回より2人多い61人が立候補を表明している。選挙戦に突入するのは10選挙区とみられ、前回より2つ増える見通しだ。
立候補予定者の内訳は現職37人、新人23人、元職1人。公認候補は自民22人、地域政党チームしが9人、共産7人、立憲民主5人、公明2人。無所属は16人。現職43人のうち、引退する6人が不出馬の見通し。
最大の焦点は、自民と非自民のどちらが過半数を占めるか。自民は推薦候補を含めると29人を擁立したのに対し、チームしがは推薦候補を含めて14人。地域事情から無所属で活動する立候補予定者を加えても18人となっている。
13ある全選挙区のうち、彦根市・犬上郡や東近江市・日野町・愛荘町などが激戦区となるとみられる。無投票になる公算が大きいのは栗東市、湖南市、高島市の3選挙区(いずれも定数2)で、その場合、前回より2つ減ることになる。
県選管によると、3月1日現在の選挙人名簿登録者数は115万2164人。男性が56万2829人、女性が58万9335人。前回に比べ、18歳選挙権が導入されたため高島市、米原市以外の選挙区で増加している。
(成田嵩憲)