矢野さん「町民目線で取り組む」
2019年4月22日
花束を掲げて喜ぶ矢野さん=朝日町柿で |
いずれも無所属新人三人の争いとなった朝日町長選は、元会社役員の矢野純男さん(68)が、元町議の池田耕治さん(52)と元自治区長の川崎泰弘さん(61)を破り、初当選を果たした。
午後十時前、朝日町柿の矢野さんの事務所に当選の一報が伝わると、歓声と安堵(あんど)の声が一斉にわき、支援者らは喜びを分かち合った。大きな拍手に包まれる中、矢野さんは「この瞬間を待ち焦がれていた」と笑顔で喜びを語り、「町民目線の行政サービスで、自分を選んで良かったと思ってもらえるように全身全霊で取り組む」と決意した。
矢野さんは民間企業での経験から、役場の意識改革や地域交流の促進などを訴え、幅広い支持を得た。前町長の田代兼二朗さんや、中学の同級生で、引退する栗田康昭町長の応援を受け、地盤を固めた。
投票率は60・83%で、前回を4・19ポイント下回った。