統一地方選2019

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投票率どうなる 県議選きょう告示

2019年3月29日

 県議選は二十九日告示され、知事選と同じ四月七日に投開票される。県議選で初めて十八歳から投票できる今回は、投票率が、過去最低を記録した前回から向上するかも注目される。

 県内九カ所の立候補受け付け会場のうち、津市の県津庁舎では二十八日、受け付けのリハーサルがあった。職員らは届け出順を決めるくじ引きや演説会場を示す標旗など選挙の七つ道具の交付手順を確認した。

 県議選の投票率は前回、49・6%となり、低下が続いている。県や市町の選管は会員制交流サイト(SNS)に投票を呼び掛ける広告を打って若者にPRしている。期日前投票は三十日に始まり、県内四カ所のショッピングセンターにも期日前投票所を設ける。

 県議選は十七選挙区、定数五一に対し、六十五人が立候補を表明しており、五選挙区は無投票の見通し。

 (森耕一)

◆県内政党かく戦う 代表者意気込み

 県内の主な政党の代表者が、県議選への意気込みを発表した。概要は次の通り。

 <自民党県連・中森博文幹事長> 政策実現政党としての足場を完成する極めて重要な選挙と位置付ける。厳しい戦いが予想されるが、街宣や街頭、演説会などに総力を挙げて取り組む。公認候補二十三人、推薦候補三人の全員当選を目指し、最後の最後まで戦い抜く。

 <公明党県本部・中川康洋代表> 県民の声に誠実に耳を傾け、党のネットワークを生かし、医療や福祉、防災減災など県民の側に立った多くの政策を実現した。県議はネットワークの要であり、公認候補を擁立した津市、四日市市の完勝を勝ち取ってまいりたい。

 <共産党県委員会・大嶽隆司委員長> 津市、四日市市の現有議席を絶対確保し、鈴鹿で初議席を得る。おごれる安倍政権と現県政に審判を下し、新しい政治に変えるチャンス。福祉を増進し、教育・子育てへの責任を果たす自治体本来の姿を取り戻すかが問われる。

 <日本維新の会県総支部・田中覚幹事長> 他政党のように大規模で明確な支援を受ける企業や団体がない。選挙戦では徹底したつじ立ちで一人ひとりに「新しい時代の幕開けに新しい政策と市民の力、清き一票の積み重ねで地域を変えていきませんか?」と訴える。

 <社民党県連・佐藤正明代表> 「憲法を活(い)かす、いのち輝くまちづくり」をキャッチコピーに、住民福祉の増進、男女平等社会の実現などを訴え、平和と福祉、くらしと雇用を守る。県民の民意を大切にする政治の実現を目指す候補者の当選を勝ち取る。

 <地域政党新政みえ・中村進一代表> 公認四人と推薦十九人の全員勝利に向け、総力を挙げて戦う。防災減災対策、環境対策、人口減少対策、農林水産業対策、健康といのちを守る政策、子どもの豊かな未来づくりなど、県民の幸せのため全力で訴えていく。

 <地域政党三重民主連合・中川正春代表> 以前からの民主党の仲間が三重民主連合に集結し戦う。派手なイベントに走りがちな現県政に対し、福祉や教育、過疎化対策など足元の課題を掘り起こしてきた。仲間が勝利することが、地方活性化を実現する第一歩だ。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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