政見放送で判断 皇学館高2年生、一票投じる体験
2019年2月27日
支持する候補者に投票する生徒=伊勢市の皇学館高で |
選挙権を得る十八歳になる前に選挙について学んでおこうと、伊勢市楠部町の皇学館高校で二十六日、二年生三百五十人が模擬選挙を体験した。
同校は、二〇一六年に選挙年齢が引き下げられて以降、総合学習の授業の中で主権者教育に力を入れてきた。今回は、新年度に選挙権を得る二年生が事前に模擬選挙を体験することで、春の統一地方選や夏の参院選など実際の選挙に備えた。
生徒らは、架空の市の市長選で、三人の候補者の五分程度の政見放送を視聴。それを基に記入したワークシートを参考に、グループに分かれて各候補者の政策に対する意見を交換した。その後、それぞれが支持する候補者に一票を投じた。
堀口周吾さん(17)は「候補者は基本的に自分の政策の良さしか言わない。一人ではなく全体を見て、判断しようと思った」。統一地方選や参院選についても「今度からは自分に直接関係するので、テレビのニュースや新聞をしっかりと見て判断していきたい」と話した。
(足達優人)