<直前展望>市町村議選
2019年4月12日
◆岐阜地区
◇岐阜市(定数三八)
現職三十六人、元職三人、新人十三人の計五十二人が出馬を予定。前回選より二人多く、二桁の候補者が落選する乱戦の見込みだ。
党派別では自民十九人、立憲民主三人、公明五人、共産四人。無所属二十一人のうち、自民が新人一人を推薦する。自民勢力が過半数を握れるかが、焦点となる。
◇羽島市(定数一八)
現職十三人と元職一人、新人五人の計十九人が立候補する見通し。党派別では自民二人、公明二人、共産一人で、十四人は無所属。人口が多い竹鼻、正木両町から十人が出馬しそう。
◇瑞穂市補選(被選挙数一)
立候補予定者向けの説明会には三陣営が出席した。共産新人一人と無所属新人一人が出馬を表明している。残り一人は出馬を見送る可能性が強い。
◆西濃地区
◇大垣市(定数二二)
現職十九人、元職二人、新人六人による激戦となる見込み。
自民は現職十二人を公認し、無所属の新人を含む四人を推薦。現有十三議席からの上積みを狙う。公明と共産はいずれも現職と新人を一人ずつ公認。国民民主は現職一人を擁立する。他の無所属六人の内訳は現職三人、元職二人、新人一人。
◇養老町(定数一三)
現職十一人と新人四人が立候補する見通し。党派別では共産一人、諸派一人、無所属十三人。
◇垂井町(定数一三)
現職十二人、元職二人、新人一人が出馬予定。党派別では公明一人、無所属十四人。前回統一選で県議選や町長選に立候補した元職が、返り咲きを目指す。
◇関ケ原町(定数八)
定数が一減となる中、現職八人、新人二人が立候補を予定する。党派別では共産一人、無所属九人。新人はいずれも元町職員。
◇神戸町(定数一〇)
現職九人、元職一人、新人一人が出馬予定で、前回に続き、選挙戦となる見通し。党派別では共産一人、無所属十人。
◇大野町(定数一〇)
現職九人、新人三人が立候補の届け出書類の事前審査を終え、選挙戦となる見込み。党派別では公明一人、無所属十一人。
◇揖斐川町補選(被選挙数三)
立候補の意思を固めたのは三人で、無投票になる可能性が出てきた。内訳は共産元職一人、無所属新人二人。一時は六人が出馬を模索していた。
◆中濃地区
◇関市(定数二三)
現職十九人、新人十人の計二十九人が出馬の見込み。党派別では自民二人、公明三人、共産二人、無所属二十二人。うち女性は一人。人口が多い市中心部で、激しい票の奪い合いになるとみられる。
◇美濃市(定数一三)
現職十一人、新人三人の計十四人が出馬の見込み。党派別では自民一人、公明一人のほか、前回擁立を断念した共産が新人一人を立てる。無所属は十一人。
◇坂祝町(定数一〇)
現職五人、新人四人、元職一人の計十人が立候補を予定。十二年ぶりに無投票となる可能性が高い。
◇富加町(定数八)
現職七人、新人一人、元職二人の計十人が出馬を予定し、前回に続いて選挙戦となりそう。
◆東濃地区
◇多治見市(定数二一)
定数は三減で、現職十八人、新人六人の計二十四人が出馬する見通し。党派別では公明三人、自民二人、立民二人、共産一人、無所属は十六人。自民は公認を一人減らし、立民は一議席上積みを目指す。
◇中津川市(定数二一)
現職十七人、新人三人、元職二人の計二十二人が立候補する少数激戦が見込まれる。党派別の内訳は公明と共産が二人ずつ、無所属が十八人。改選前は欠員一で、現職の三人が引退を表明した。
◇土岐市(定数一八)
現職十六人、新人五人の計二十一人が立候補する見込み。党派別では公明二人、共産一人、無所属十八人。出馬しない現職二人は引退を表明したり、県議選に出馬したりした。
◆飛騨地区
◇高山市(定数二四)
現職十八人、新人六人、元職一人の計二十五人が出馬を表明。この他に一陣営で出馬の動きがあり、選挙戦となる見込み。火葬場とごみ処理施設の建て替え問題、人口減少対策などが争点になる。
◇白川村(定数七)
現職五人、新人二人の計七人が立候補を予定し、無投票となる見通し。新人の一人は女性で、当選すれば同村初の女性村議となる。