統一地方選2019

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自民、参院選へ盤石 県議選で議席維持、世代交代も

2019年4月9日

 七日投開票された統一地方選前半戦の県議選(定数四六)では自民が二十九議席を獲得。無所属で当選し、会派入りを予定する四人とあわせ改選前の三十三議席を維持した。旧民進勢力では国民の現職一人が落選した。統一選後半戦や夏の参院選への展望を各党に聞いた。

 引き続き、県議会の七割を占める圧倒的多数を維持する自民の強固な地盤が印象づけられた。県連幹事長の村下貴夫県議は八日、「党への追い風がない中、現状維持はできた。県政与党として役割を果たせる」と強調した。

 前回は敗れた瑞浪市選挙区では三十三歳の新人を公認し、議席を奪還。各務原市選挙区では三十四歳の新人、揖斐郡選挙区も四十四歳の新人が無投票当選し、世代交代を着実に進めた。追加公認の予定者を含めると、新人の当選者は六人に上る。

 ただ、県連が当初もくろんだ最大三十六議席への上積みはかなわず、「完勝」とはいかなかった。土岐市選挙区で五選を目指した現職が無所属新人に敗れたほか、瑞穂市、関市・美濃市両選挙区で、ともに四選を目指す現職が涙をのんだ。

 七月の参院選県選挙区では、大野泰正議員が再選を目指す。大野議員の地元・羽島市選挙区は自民系が分裂したが、地元支部が推した新人が勝利。面目を保つ形となった。

 一方で、県都の岐阜市選挙区では参院選で対立候補を擁立する共産、立民の現職が上位当選した。村下県議は「岐阜市の結果が参院選に結び付くとは考えていない。党として、次につながるいい選挙戦ができた」と語った。

(杉浦正至)

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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