10選挙区きょう審判 県議選、24議席に36人
2019年4月7日
統一地方選前半戦の県議選(定数四六)の投開票日を翌日に控えた六日、各地の候補者たちは最後の訴えに街頭を駆け回った。
前回から一減った全二十六選挙区のうち、無投票となった十六選挙区を除いた十選挙区の二十四議席を、三十六人が争う。定数九に十一人が立候補している岐阜市選挙区では、市内中心部で開かれた「道三まつり」に各陣営が訪れた。
選挙カーで周辺を回ったり、近くの交差点で街頭演説したり。柳ケ瀬商店街近くの歩行者天国では、のぼり旗を持ちながら練り歩く姿も見られた。
開票は各市町とも午後九時半までに始まる。開票終了は、最も早い下呂市が午後九時五十分、有権者数が最多の岐阜市は同十一時五十分を予定している。
県選管は、県議選の開票状況を午後九時五十分からホームページ(HP)で速報する。この日、県庁でリハーサルを行い、職員ら約三十人が各市町から開票データを受け取り、HPに掲載する手順を確認した。
県選管の大松利幸委員長は「県民が県政に参加する最も基本的で重要な機会。有権者はこの選挙の意義を認識し、全ての有権者が投票に参加されることを切望する」とコメントを発表した。
◆13市町317カ所、投票所を設営
県議選投票日に先立ち六日、投票所の設営が十選挙区・十三市町の三百十七カ所で行われた。
岐阜市明徳町の明徳公民館では、市職員ら七人が投票記載所や投票箱などの準備にあたった。投票管理者の一人は「県政を決める大切な選挙。スムーズに投票できるようしっかり気を配る」と話した。
投票時間は原則、午前七時から午後八時までだが、一部の投票所では閉鎖時間を繰り上げる。 (形田怜央菜)