<県議選候補者に聞く> 下呂市
2019年4月4日
7日に投開票される県議選で、本紙は全立候補者に、公約などを聞くアンケートを行った。このうち、飛騨地域で唯一選挙戦となった下呂市選挙区で、激しい舌戦を繰り広げる現職の駒田誠さん(73)と新人の今井政嘉さん(53)の回答を紹介する。=届け出順
<質問項目>
(1)当選したら4年間で何をやるか。公約は
(2)県人口が200万人を割ったが、どんな対策が必要か
(3)政治家を志したきっかけは
(4)自分の長所と短所は
◆駒田誠さん(73)無現
(1)東海北陸自動車道と下呂市を結ぶ濃飛横断自動車道の全線開通へ道筋をつけるなど道路インフラ整備。南飛騨国際健康保養地構想の見直しで新たな政策による健康づくりを進める。防災力強化のため、地域の孤立を防ぐ迂回(うかい)路整備や急傾斜地などの改修促進。観光エリアのバリアフリー化。県立下呂温泉病院の医師確保と地域医療の高度化。
(2)地域で共生していく考えの徹底的な普及と第一子に一千万円を支援するなど思い切った子育て支援策の実行。既存施設を利用した子どものための屋内型遊び場づくり。
(3)世の中に笑顔があふれる社会の構築には、弱い人の力が必要であり、皆さまに寄り添い発言していくため。
(4)他人の良さを見て、優しく交際できる。他人を信じ過ぎて甘くなる。
◆今井政嘉さん(53)無新
(1)安心して子育てできるための若者支援と、益田清風高校に市外から生徒を集める魅力づくり。各種団体とともに、活力ある地域づくりに取り組む「下呂会議」を設置する。災害に強い地域づくりのため、濃飛横断自動車道や馬瀬川上トンネルの早期完成を目指す。
(2)県外へ流出した世代が、身に付けた能力を最大限に発揮できる環境づくりを進める。県内道路インフラ整備により、県内移動を便利にする。
(3)一人で言えば愚痴になる。みんなで言えば夢になる。そんな思いでこの世界に入った。問題解決のために、民間、行政のそれぞれができることを明確にし、住みよいまちを目指す。
(4)さまざまなことにチャレンジすること。その半面、問題解決のために考えていて行動が遅れることもあるので、改善したい。