<県議選情勢分析> (下)東濃、飛騨地区
2019年3月17日
◇多治見市(定数二)
山本勝敏 55 自現<3>
高木貴行 40 無現<3>
現職二人以外に出馬の動きはなく、三回連続で無投票となる公算が大きい。
◇中津川市(定数二)
早川捷也 75 自現<7>
平岩正光 63 自現<4>
鈴木規秀 61 共新
四回連続の二議席独占を目指す自民に対し、共産が新人を擁立し、選挙戦となる見込み。市北部を地盤とする早川は、農林団体などの支持層を固める。平岩は出身の市中心部を軸に、催しなどを積極的に回る。鈴木は反自民票の受け皿を狙い、支持拡大を目指す。
◇瑞浪市(定数一)
小川祐輝 33 自新
山田実三 64 無現<1>
無所属現職の山田に、自民新人で元市議の小川が挑む。山田は前回、自民現職との接戦を制し初当選。個人後援会を中心に支持を固め、小さな催しにも積極的に顔を出し前回得票の上積みを狙う。小川は市職員出身。自民の支持組織を精力的に回るとともに、若さを前面に押し出し、若者や子育て世代の票の取り込みを目指す。
◇恵那市(定数一)
水野正敏 60 自現<3>
水野の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。
◇土岐市(定数一)
矢島成剛 69 自現<4>
木股与司夫 60 無新
山内房寿 65 無新
自民現職に、無所属の新人二人が挑む。矢島は地元自治会や経済界を中心に支持基盤を固める。土岐市議四期目の山内は、陶磁器業界の活性化などを訴える。父親が元自民県議の木股は、前回に続く二度目の挑戦になる。
◇高山市(定数二)
高殿尚 56 自現<2>
川上哲也 55 無現<4>
自民の高殿、無所属の川上の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。
◇飛騨市(定数一)
布俣正也 54 自現<1>
布俣の他に出馬の動きはなく、無投票になる可能性が高まっている。
◇下呂市(定数一)
駒田誠 73 無現<6>
今井政嘉 53 無新
現職の駒田に、前市議長の新人今井が挑み、十二年ぶりの選挙戦となりそう。
自民県連下呂支部で駒田は支部長、今井は事務局長。分裂選挙で、いずれも無所属で戦うことになる。
駒田は六期の実績を基に、建設業団体や一部市議の支援を得ながら、支持固めを図る。今井は市議時代の実績をアピールし、一部市議の支援も得て幅広い世代での支持拡大を目指す。
【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音−の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、由=自由、希=希望、社=社民、無=無所属。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。