<県議選情勢分析> (中)西濃、中濃地区
2019年3月16日
◇大垣市(定数四)
猫田孝 79 自現<12>
岩井豊太郎 75 自現<8>
伊藤秀光 68 自現<4>
野村美穂 49 国現<3>
笹田トヨ子 68 共新
定数四を、現職四人と新人一人で争う。
自民は現職三人が出馬。猫田は企業や地域の後援会、岩井は農業団体を軸に支持基盤を固める。前回選でトップ当選だった伊藤は街頭活動で支持拡大を図る。
国民の野村は労組票に加え、女性への支持の広がりを目指す。共産新人で大垣市議の笹田は組織票のほか、地域票の確保を狙う。
◇海津市(定数一)
森正弘 71 自現<4>
副議長の経験がある森の他に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。
◇養老郡(定数一)
村下貴夫 62 自現<4>
村下は自民党県連幹事長を務めており、支持基盤を固める。無投票の公算が大きい。
◇不破郡(定数一)
藤墳守 77 自現<6>
七選を目指す藤墳の他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高まっている。
◇安八郡(定数一)
安井忠 60 自新
自民現職が今期限りで引退し、安八町議で町商工会副会長の安井が地盤を引き継ぐ。他に立候補の動きはなく、無投票となる見通しが強まっている。
◇揖斐郡(定数二)
国枝慎太郎 42 自現<2>
所竜也 44 自新
いずれも自民の二人が出馬を予定している。国枝は三選を目指し、所は二度目の挑戦。現職の牧村範康は引退を表明したが、他にも出馬の動きがあり、選挙戦となる可能性もある。国枝は出身地の大野町、所は地盤となる揖斐川町を中心に支持を固める。
◇関市・美濃市(定数三)
尾藤義昭 73 自現<6>
佐藤武彦 61 自現<4>
酒向薫 62 自現<3>
林幸広 66 無元<3>
関市と美濃市が合区となり、現職と元職の計四人で三議席を争う激戦となりそうだ。自民の現職三人の中で関市を地盤とするのは二人。うち県議長の尾藤は元市長の知名度を生かし、旧町村部にも浸透を図る。酒向は市中心部の催しにこまめに顔を出しアピールする。一方、美濃市が地盤の佐藤は地元を固めつつ、関市にも攻勢をかける。前回選では関市で敗れた無所属元職の林は労組票を固めつつ、各地へのあいさつ回りに奔走している。
◇美濃加茂市(定数一)
小川恒雄 72 自現<4>
副議長経験のある小川の他に出馬の動きはなく、無投票になる見通しが強まっている。
◇可児市(定数二)
小原尚 59 自現<3>
伊藤英生 46 国現<1>
自民の小原と国民の伊藤の現職二人以外に出馬に向けた動きはなく、無投票となる公算が大きい。
◇郡上市(定数一)
野島征夫 73 自現<3>
自民の野島の他に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高まっている。
◇加茂郡(定数一)
加藤大博 39 自現<3>
自民の加藤の他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。
【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音−の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、国=国民、公=公明、共=共産、維=維新、由=自由、希=希望、社=社民、無=無所属。<>内の数字は当選回数。当選回数の後の政党は推薦・支持の政党。敬称略。年齢は投票日基準。