投票率 また5割切る 県議選 39万人超が権利放棄
2019年4月8日
県議選の投票率は県全体で47・08%となり、過去二番目に低かった。過去最低だった二〇一五年の46・81%を0・27ポイント上回ったものの二回続けて五割を切った。(酒井翔平)
選挙戦となった九選挙区のうち、四選挙区が五割に達しなかった。また、前回から続いて選挙戦となった七選挙区で見ると、四選挙区で投票率が下がった。
選挙区別では、最も有権者が多い富山市第1が42・47%と最低だった。このほか、同市第2(43・39%)、高岡市(43・29%)、射水市(49・04%)で五割を割り込んだ。八年ぶりの選挙戦となった南砺市の62・84%が最も高く、保守系三氏が激戦を繰り広げた黒部市の60・17%、下新川郡の59・92%と続いた。
選挙戦となった九選挙区では、三十四万七千四百六人が投票した。一方で、三十九万五百六十九人が投票の権利を行使しなかった。
県議選の投票率は戦後第二回の一九五一年に91・90%で最高を記録したが、その後は減少傾向にある。二〇〇三年以降は六割前後が続いていたが、前回初めて五割を下回った。