県議選 9選挙区で争い 無投票4選挙区 33議席に47人
2019年3月30日
統一地方選の富山県議選(定数四〇)は二十九日告示され、十三選挙区に五十四人が立候補した。氷見市、小矢部市、砺波市、中新川郡の四選挙区計七人が無投票で当選。残りの九選挙区では選挙戦となり、三十三議席を四十七人が争う。投開票は四月七日。(統一選取材班)
立候補者の総数は前回よりも五人多い。現職は四人減の三十二人、新人は九人増の二十二人。女性は現職三人、新人一人の計四人となった。
党派別では自民が三十三人、共産四人、社民四人、公明一人、維新一人。無所属は十一人で、うち一人が国民民主党、自由党の推薦を受けた。
選挙戦となった選挙区は、富山市第1(定数一一)、高岡市(定数七)、富山市第2(定数三)、射水市(同)、魚津市(定数二)、黒部市(同)、下新川郡(同)、南砺市(同)、滑川市(定数一)。
最多十七人が立候補した富山市第1では、自民から九人が出馬。現有七議席からの上積みを図る。黒部市では、保守系三氏が三つどもえの戦いを繰り広げる。魚津市は十六年ぶり、南砺市は八年ぶりに選挙戦となった。
改選前の党派別勢力では、最大会派の自民が三十議席、社民が四議席、公明、共産が各一議席、無所属三議席。自民、共産は議席増を狙い、公明、社民は現有議席確保、維新は議席獲得を目指す。
県選管が発表した二十八日現在の県内有権者は、八十九万四千三百二十九人。十八歳選挙権導入で、四年前の告示前日と比べて四千五百八十四人増えた。