3県16選挙区 無投票か 北陸の県議選、全体の4割超
2019年3月23日
二十九日に告示される北陸三県の県議選では、三十九選挙区のうち十六選挙区で出馬を予定する計三十三人が無投票当選する見通し。全体で四割超の選挙区が無投票となり、有権者の四分の一に当たる約六十三万四千人が一票を投じる権利を失う可能性がある。=<1>面参照
告示日までに状況が変わる可能性はあるが、定数に占める無投票で当選する候補者の比率は三県で27・5%となる見込みで、前回に比べて1・7ポイント増える。
無投票の選挙区は二〇一五年の前回に比べ、石川と富山が一つずつ減るが、当選者数は石川で一人、福井で三人増え、富山で二人減る見通し。無投票当選率でみると、福井が37・8%(8・1ポイント増)、石川が27・9%(2・3ポイント増)、富山が17・5%(5ポイント減)。
全有権者のうち投票できない有権者見込みの割合は福井が最も高く37・7%(前回比7・7ポイント増)。石川は25・1%(0・6ポイント減)、富山は16・8%(4・5ポイント減)。前回の約六十二万三千七百人から一万一千人近く増えた。
前回の北陸三県議選は四十選挙区のうち十八選挙区の計三十一人が無投票で当選した。