熱海市議選 全国最高齢91歳当選
2019年4月22日
熱海市議選で12選を果たした91歳の山田治雄さん=14日、熱海市で |
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熱海市議選に二十一日、当選した無所属現職の山田治雄さんは九十一歳。十二回連続の当選で、全国市議会議長会や全国町村議会議長会の最新の記録によると、昨年夏の時点では、全国最高齢の市議だ。
一九二七(昭和二)年生まれ。熱海市出身で、四四年春に旧海軍航空隊に入隊した戦争経験者だ。戦後は農業委員などを歴任、七五年の市議選で初当選した。今回の選挙戦では高齢者や労働者を支援する政策の一層の強化などを有権者に訴えた。
スローガンは「市民に一番近い議員」。市街地に行政書士兼政治活動の事務所を構え、市民の相談や話に耳を傾ける。議会では一般質問を欠かさない。五月十五日に九十二歳になるが「戦後は大きな病気はしたことがない」と語る。「まだまだやることがたくさんある」と市政に対する意欲は衰えない。
(中谷秀樹)