統一地方選2019

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7市議選 当選者決まる

2019年4月22日

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◆自民が議席を失う(富士宮市)

 市長選は無投票となったが、定数二二に対し二十四人が立候補して激戦を繰り広げた。現職十八人、新人四人が当選し、女性は出馬した三人全員が議席を得た。党派別では、国民一人、公明三人、共産二人、無所属十六人。自民が議席を失った。特産品を生かした農業・酪農の振興策や世界文化遺産・富士山を生かしたまちづくり、富士市など近隣自治体との連携や市立病院の医師確保策などが争点だった。

◆女性6人が当選(富士市) 

 三十三人が三十二の議席を争う少数激戦を繰り広げ、現職二十八人と新人四人が当選。新議員のうち、女性は六人となった。党派別では自民三人、公明三人、共産二人、無所属二十四人。

 選挙戦では、富士山や港を生かした観光整備、セルロースナノファイバー(CNF)を活用した産業振興、子育て施策や災害に強いまちづくりなどを巡り論戦が繰り広げられた。

◆激戦 新人8人が議席(沼津市)

 定数二八に対し三十六人が立候補した激戦で、現職十九人と元職一人、新人八人が当選した。党派別では自民四人、立民二人、公明三人、共産二人、無所属十七人となった。

 人口減食い止めに向けた市街地活性化などが争点となった。南北市街地の一体的な開発を掲げて市と県が進める一方、高額な事業費から反対の声もあるJR沼津駅周辺の鉄道高架化事業については、改選前と同じく推進派が多数を占めた。

◆新人がトップ当選(三島市)

 二十六人が二十二の議席を争った。当選したのは現職十六人、元職二人、新人四人で、うち女性が六人を占めた。無所属新人の石井真人さんがトップ当選を果たした。

 党派別では、自民一人、立民一人、公明三人、共産二人、無所属十五人。JR三島駅南口の再開発事業や産業振興施策などが主な争点となった。

◆元職2人返り咲き(熱海市)

 定数一五に対して十八人が立候補し、当落線上は激戦になった。現職は立候補した十四人のうち、十一人が議席を守った。新人は二人が当選。経験豊富な元職二人も返り咲いた。党派別では自民が八人と最も多く、公明は四年ぶりに二人当選。共産は一人、無所属四人だった。女性は二人。県内の市では最も高齢化率が高く、地域活性化や教育福祉、防災などの施策が争点だった。

◆11期目の当選者も(下田市)

 定数一三に対して十四人が立候補する少数激戦だった。現職は、七人が立候補して全員が議席を守った。大川敏雄さんは十一期目の当選となる。新顔の七人は作家や移住者など、四十〜七十代の多彩な顔ぶれが出馬して六人が初当選を果たした。党派別では公明一人、共産一人、無所属十一人。女性は前回に続いてゼロとなる。空洞化が続く旧市街地の活性化策などが争点だった。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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