吉田町長選 田村さんが県内最多の6選
2019年4月17日
当選を決め、花束を受け取る田村典彦さん=吉田町で |
吉田町長選で六選を果たした無所属現職の田村典彦さん(75)は十六日夕、同町住吉の事務所前で支援者と当選を喜んだ。
沿岸部の津波対策と活性化を図る「シーガーデンシティ構想」を最重要課題に挙げ、「安全を取り戻し、未来の人たちに感謝される町をつくりたい」と語った。
県選管によると、県内市町の首長で五選以上は田村さんだけ。無投票での当選は二〇一一年の町長選に続いて二度目となり、「選挙戦を経て、確実に信任を得たかった。無投票は不本意」と語った。
吉田町出身。一九九九年に旧防衛庁を退職し、二〇〇三年の町長選で初当選した。政党や団体の推薦を受けず、地元中学校の同級生が中心になって支援した。同日朝の出陣式には、周辺市町の首長や県議が顔をそろえ、これまでの実績や国とのパイプの太さを強調した。
(佐野周平)