5町議選で論戦スタート
2019年4月17日
十六日告示された県内の三町長選と六町議選は、吉田町長選で現職が無投票で六選を果たした。清水、小山町長選はいずれも一騎打ちとなった。六町議選では、東伊豆町が無投票となり、五町で論戦が始まった。
◆吉田町 女性3人が立候補
定数一三に対し十四人が立候補した。内訳は現職八、新人五、元職一の計十四人。党派別では共産一人、無所属十三人となっている。女性は三人。沿岸部の津波対策のほか、静岡空港を生かした地域活性化などを争点に論戦を戦わせている。
◆清水町 観光振興など争う
定数一四に対し十五人が立候補した。内訳は現職十人、元職一人、新人四人。党派別では公明一人、共産二人、無所属十二人となっている。女性は二人。柿田川を生かした観光振興策や少子高齢化対策などを争点に論戦を繰り広げている。
◆小山町 自、公、共が各1人
定数一三に対し十五人が立候補した。内訳は現職九人、元職一人、新人五人。党派別では自民、公明、共産が一人ずつで、無所属が十二人となっている。女性は二人。土地開発や、若者世代の定住人口増加などが争点となる。
◆函南町 新人6人が届け出
定数一六に対して、十八人が立候補を届け出た。内訳は現職十人、元職二人、新人六人。党派別では公明一人、共産二人、無所属十五人。女性は一人。候補者は産業振興や子育て支援、防災対策の推進を訴えている。
◆松崎町 不信任賛否争点に
不信任決議を受けた町長の議会解散により実施される。定数八に対し十二人が立候補を届け出た。町選管によると、候補者が定数を四人上回ったのは平成以降最多で、激戦が予想される。内訳は失職した前職八人全員と新人三人、元職一人。党派別では国民と共産が一人ずつ、無所属十人。女性はゼロ。
長嶋精一町長に対する不信任決議についての賛否が大きな争点。町長側は政治姿勢が近い新人候補を擁立、町政運営の主導権を握るため議会の一定数の入れ替えを目指す。
反町長派は選挙後に初めて招集される臨時議会で不信任案の再提出を検討している。再提出案は過半数が賛成すれば、町長は失職する。
◆東伊豆町 36年ぶりの無投票
定数一二と同じ十二人が立候補を届け出て、無投票で全員の当選が決まった。町選管によると、同町議選の無投票は補選を除くと一九八三年以来三十六年ぶり。
当選者の内訳は現職十人、新人と元職が一人ずつ。政党別では公明、共産の両党が一人ずつ、無所属十人。女性は二人。