7市議、富士宮市長選 あす告示
2019年4月13日
統一地方選の後半戦は十四日、一般市長・市議選が告示される。県内の市長選は富士宮市のみで行われる。市議選は湖西と、県東部・伊豆の富士宮、富士、沼津、三島、熱海、下田の計七市で予定されており、いずれも立候補予定者が定数を上回って、選挙戦となる見通しだ。二十一日に投開票される。
湖西市議選は、定数一八に対し二十人が立候補を予定している。
予定しているのは現職十四人、新人六人で、党派別では無所属が十七人、公明、共産、立憲民主が一人ずつ。男女別では男性が十六人、女性が四人。
湖西市は人口六万人弱。現在の市議は、五十代一人を除く全員が六十代と七十代で、昨年四月現在の平均年齢は六七・二歳と高齢化が進んでいる。出馬予定の新人六人は四十代が一人、六十代四人、七十代一人。
若返りを狙い、議会改革を公約に挙げる出馬予定者も数人いる。ほかに、少子高齢化対策や子育て支援、防災対策などの施策を訴えるとみられる。
富士宮市長選には、無所属現職で元県議の須藤秀忠氏(72)=自民、公明、連合静岡推薦=が三期目を目指し出馬を表明している。当選しても「三期で引退」を公言していることもあり、無投票の可能性が高まっている。
須藤氏は「世界遺産富士山に恥じない品格のあるまちづくり」などをスローガンに、市内にある世界遺産構成資産の整備などを進めてきた。
今回の選挙戦を「二期八年の総まとめ」と位置付け、富士山本宮浅間大社周辺の遊歩道等の整備と中心市街地の活性化、老朽化した市立病院の改築準備検討などをうたう。