自民独占「細野さん影響」 県議選三島
2019年4月9日
◆国民惜敗に榛葉会長
七日に投開票された静岡県議選で、自民党が三島市選挙区で二議席を独占したことを受け、公認候補が敗れた国民民主党県連の榛葉賀津也会長は八日、自民・二階派入りした細野豪志衆院議員(静岡5区)の存在感を指摘した。
三島では自民元職、自民新人、国民現職らが争った。細野さんは告示後、自民新人の応援に駆けつけた。
民主、民進時代に細野さんと連携した国民現職は僅差で敗れた。
県庁で会見し、選挙戦を振り返った榛葉会長は「(細野さんの)影響がないと言ったらうそになる。しばらく三島はわれわれにとっても、自民にも細野さんにとっても厳しいいばらの道が続く」と語った。
自民県連の牧野京夫会長は細野さんの“貢献度”を問われ、「答えるのが非常に難しい。評価には少し時間がかかる」と話した。
静岡5区は、自民の吉川赳衆院議員が党支部長を務め、支部や県連内には細野さんの自民入りを拒否する動きがある。
(岸友里、三宅千智)