統一地方選2019

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県議選終え 各党が会見

2019年4月9日

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 県議選や静岡、浜松両市長選の投開票から一夜明けた八日、県内の主要政党の代表らが県庁で会見し、戦いを振り返った。

◆過半数獲得を評価

 自民・牧野京夫県連会長 定数減の中、三十八人が当選して過半数を上回ったのはありがたい。候補者が地域の課題を真摯(しんし)に受け止めて、活動してきたことが勝因。女性候補が少ないのは今後の課題だが、党で二人の女性県議が誕生したことは評価できるはずだ。浜松市長選は県連推薦の山本遼太郎さんが健闘した。静岡市長選は党本部が推薦した田辺信宏さんが勝ててほっとしている。

◆1議席獲得は善戦

 立憲民主・天野正孝県連副代表 全体的に出馬表明が遅い中で、県議会で一議席獲得は善戦した。浜岡原発再稼働への反対を共通認識として野党共闘ができたが、国民民主とは分裂したしこりがあり、厳しい部分もあった。参院選では、共闘と言っている以上、国民民主とも調整を考えないといけない。野党で二議席という党本部の考えと、どう折り合いを付けるかが課題になる。

◆大変に厳しい結果

 国民民主・榛葉賀津也県連会長 県議選は党籍を持つ十一人の候補者をどう勝たせるかという選挙だったが、公認の現職三人の議席を失ったことは大変、残念で厳しい結果だ。立憲民主と競った選挙区がいくつかあったが、野党が分裂して戦うとどうなるか、お互い分かったのでは。自民の勝利をみると、夏の参院選では野党が総結集してどう一議席を保つか、一定の解答は見えてくると思う。

◆今後の期待の表れ

 公明・高田好浩県本部幹事長 県議選で五人の候補者全員当選という目標を達成できた。実績が有権者に伝わり、今後の期待の表れだと思う。参院選に向けても良いスタートになる。他の会派の構図は変わるが、公明党として自分たちの主張を貫いていく。川勝県政に対しても、これまで通り是々非々の姿勢で対応する。新たな体制でしっかりと団結をして県政に携わりたい。

◆党の地力が勝敗に

 共産・山村糸子県委員会委員長 県議選では、静岡市が政令市になって初めて市内の選挙区で議席を獲得したが、浜松の現職を落としてしまった。勝敗の要因は党の地力の違い。両市長選は自民党系、保守で二人が立つ中での力のぶつかり合いは難しかった。統一地方選前半戦は参院選の前哨戦となった。参院選は(自民と国民の)現職二人が立つのなら、比例で議席を増やすことを視野に戦う。

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統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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