統一地方選2019

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両政令市長選 一夜明け

2019年4月8日

 統一地方選の前半戦が投開票されてから一夜明けた八日朝、静岡市長選で三回目の当選を果たした田辺信宏さん(57)と、浜松市長選で四回目の当選の鈴木康友さん(61)は報道陣の取材に応じ、それぞれ晴れやかな表情で次の任期への決意を新たにした。

◆田辺さん 「知事とノーサイド」

静岡市長選の当選から一夜が明け、新聞に掲載されている記事を読む田辺信宏さん=8日午前、静岡市葵区で

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 田辺信宏さんは静岡市内の事務所で、報道陣に次の四年間への意気込みを語った。「これから厳しい時が待っているはず。初心にかえって市政運営に取り組みたい」と述べた。

 自身の当選を伝える新聞の朝刊を広げて「文字を読む度に実感する」と笑った。八日未明に二時間ほど睡眠し「お風呂にゆっくりつかってリフレッシュした」と続けた。

 市役所では幹部職員ら四十人が出迎えた。女性職員から花束を受け取り「皆さんと再び仕事ができることを大変うれしく、誇らしく思う」と述べた。市選管の岡部正志委員長から当選証書を受け取った。

 付与式後、再度取材に応じた。新人二人の票数を足すと、田辺さんの票数を二千二百票余、上回ったことを問われ、「現市政に対しての厳しい声は、選挙戦を通じて十分に受け止めている。謙虚な気持ちで市政運営したい」と述べた。

 対抗馬を支援した川勝平太知事との関係には「今年はラグビーワールドカップを市と県との連携で成功させないといけない。未来志向でノーサイドということを知事に呼び掛けたい」と語った。

◆鈴木さん 「しっかりかじ取り」

浜松市長選の当選から一夜明け、自宅前で新聞を広げる鈴木康友さん。右は妻の知寿さん=8日午前、浜松市中区で

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 鈴木康友さんは当選から一夜明けた八日朝、浜松市中区富塚町の自宅前で「新しいスタートに向けて気持ちが引き締まる。しっかりかじ取りをしたい」と四期目への思いを語った。

 鈴木さんは自身の当選を伝える新聞を広げ、「選挙戦は行政区再編の説明が中心で、理解を求めることに終始した二週間だった」と振り返った。妻知寿(ちづみ)さん(50)は「皆さんから大きな信頼、期待を寄せられたので、それに応えられるよう頑張って」とエールを送った。

 七日夜は、中区のグランドホテル浜松で支援者と当選を祝った後に帰宅。住民投票の開票状況などをテレビで確認し、八日午前一時半ごろに就寝したという。午前六時少し前に起き、日課の筋トレは控えて柔軟運動で体を動かした。

(広田和也、篠塚辰徳)

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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