統一地方選2019

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浜松市議選 自民系20議席超確保

2019年4月8日

 浜松市議選(定数四六)は七日投開票され、全ての選挙区で当選が確定した。自民系は無投票の二選挙区を含めて半数の二十三議席となり、女性候補者の当選は前回の九議席を上回る十二議席と躍進した。当選者は選挙戦をともにした支持者と喜びを分かち合った。

◆中区 森田賢児さん 33歳、新時代アピール

当選し支援者に肩車をされる森田賢児さん=浜松市中区で

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 三十三歳と男性候補では最年少だった無所属新人の森田賢児さんは八日午前一時五十分、定数一四の中区選挙区で十四番目に滑り込みで当選を決めると、中区中島の事務所に顔を出し、「心配おかけしました」と、集まった約五十人の支援者に深々と頭を下げた。

 選挙期間中は若さを最大限にアピールし、駆け抜けた。時にはスーツの上着やシャツを脱いでTシャツ姿になり、「新しい人材が新しい取り組みをして、初めて新しい風が吹く。新しい時代に責任を持てるのは若い世代だ」と訴えてきた。手を振ってくれる支援者がいれば、小走りで駆け寄り握手をした。

 事務所で支援者らに肩車をされ「やったぜ」という掛け声や大きな拍手で祝福されると、「これからの四年間、仕事を通じて認められるよう、全身全霊で頑張る」と言葉に力を込めた。

◆南区・柳川樹一郎さん 支持基盤を固め9選

当選を喜ぶ柳川樹一郎さん=浜松市南区で

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 南区選挙区では、自民現職、柳川樹一郎さん(68)が九選を果たした。約六十人の支持者が集まった事務所には、トップ当選を祝う浜松まつりのラッパや太鼓の音が響いた。

 保守乱立で定数六を十人で争った南区。自らが中心となって擁立した自民系の三新人全員が当選した。新人に配慮してそれぞれの地元での選挙活動を抑える中、最大の支持基盤である白脇地区をきっちりと固め前回を千百票上回る六千九百六十三票を獲得した。

 支援者の肩に乗ってバンザイ三唱。「常日ごろからの信頼関係があってこそ。白脇が一丸となって支えてくれたたまもの」と話し、深々と頭を下げた。三区案も含め、喫緊の区再編には明確に反対の意思を示す。「市長が四選したからといってそのまま沿っていくようなことはない。市民の声を確認しながら、しっかりと戦っていく」と力を込めた。

 

◆東区・山崎とし子さん 女性目線訴え初当選

支援者と握手する山崎とし子さん=浜松市東区で

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 東区選挙区で初当選した公明新人の山崎とし子さん(55)は「最初は自信はなかったが、皆さんの励ましで頑張ってこられた。(遊説の中で)女性が必要だねと感触もよかった。新たなステージで、皆さんのお役に立ちたい」と決意を語った。

 四期務めた小倉篤さん(61)の後継者として支持基盤を引き継ぎ、知名度を高めるために小さな会合にもこまめに顔を出して豊かな心をはぐくむ町づくりなどを訴えてきた。

 東区半田山の選挙事務所には午後九時前から支援者が続々と集まり始め、開票結果を見守った。同十一時四十五分すぎに当選確実の報が入ると歓声が湧き、事務所に到着した山崎さんと支持者らが、次々と抱き合った。

 後援会の山本光男事務局長(66)は「東区唯一の女性議員。女性目線で活躍してほしい」と期待した。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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