統一地方選前半戦の浜松、静岡市長選と県議選（定数六八）、浜松市議選（定数四六）、静岡市議補選清水区選挙区（被選挙数一）は七日投開票される。浜松市の行政区再編の賛否を問う住民投票も同時に投開票される。

　浜松市長選に立候補しているのは、いずれも無所属で、四選を目指す現職鈴木康友氏（６１）と共産党推薦の新人野沢正司氏（６９）、自民党県連推薦の新人山本遼太郎氏（３２）の三人。

　市選管によると、五日までに期日前投票を済ませたのは六万五千六百七十人。七日は午前七時〜午後八時（天竜区の四十五カ所は午後六時）に市内二百八カ所で投票できる。

　三月二十八日現在の選挙人名簿登録者数は六十五万五千五百九十一人。

　静岡市長選は、いずれも無所属で、前県議の新人天野進吾氏（７７）、自民党や連合静岡が推薦する現職田辺信宏氏（５７）、共産党が推薦する新人林克氏（６３）が立候補している。

　市内百八十五カ所で、一部山間地を除き午前七時〜午後八時に投票できる。選挙人名簿登録者数は五十九万二千三百二十一人（三月二十八日現在）。市選管によると、五日夜までに四万八千九百四十二人が期日前投票を済ませた。

　浜松、静岡市長選とも七日中に大勢が判明する見通し。

　県議選は、無投票だった十選挙区を除く二十三選挙区に八十六人が立候補して五十五議席を争っている。開票は午後八時から九時半にかけて順次始まり、八日未明までには大勢が判明する見通し。

　県選管によると、十九万四千五百五十二人が五日までに期日前投票を済ませた。二十三選挙区の総有権者数二百五十五万七千九百八十八人の７・６１％に相当し、前回選の同時期を１・２３ポイント上回った。

　浜松市議選も無投票の浜北区、天竜区を除く五選挙区で投開票が行われ、八日未明までに大勢が判明する見通しだ。

　浜松市の住民投票は、投票率が５０％以上で開票作業が行われ、八日未明には開票結果が確定する。