浜松市長、市議選あす投開票 住民投票、静岡市長、県議選も
2019年4月6日
浜松、静岡市長選と静岡県議選(定数六八)、浜松市議選(定数四六)、静岡市議補選清水区選挙区(被選挙数一)は七日に投開票される。浜松市では、区再編の賛否を問う住民投票も同時に投開票される。
浜松市長選は、いずれも無所属で四選を目指す現職鈴木康友氏(61)と、共産党推薦の新人野沢正司氏(69)、自民党県連推薦の新人山本遼太郎氏(32)が、行政区再編や中心市街地活性化のあり方を主な争点に論戦を展開している。
鈴木氏は実績を強調し、区再編や産業振興、子育て支援の充実を掲げる。各種団体の推薦を受け、自民支持層への浸透も図る。
野沢氏は区再編と「水道民営化」に反対し、福祉や生活重視の公約を訴える。共産党地区委員会などでつくる団体が活動を支える。
山本氏は中心市街地活性化を政策の柱に、区再編の三区案反対をアピール。自民の国会議員や市議選候補らと支持拡大を図る。
静岡市長選は、いずれも無所属で、新人で前県議の天野進吾氏(77)と自民党、連合静岡が推薦する現職の田辺信宏氏(57)、共産党が推薦する新人の林克氏(63)が立候補している。
天野氏は県市の連携強化、田辺氏は公共投資による経済活性化、林氏は労働者を守る「労働行政」の確立を公約の柱に掲げている。
県議選は、無投票当選が決まった十選挙区を除く二十三選挙区で八十六人が五十五議席を争っている。
党派別(公認)では自民三十人、立憲民主六人、国民民主六人、公明五人、共産三人と無所属三十六人。立憲民主が議席を獲得すれば、県議会では初となる。
浜松市議選は、無投票の浜北区、天竜区を除く五選挙区(同三八)で現職二十九人、新人二十四人が争っている。
現職の死亡に伴う静岡市議補選は無所属新人の二人が立候補している。
浜松市の住民投票は、投票率が50%を下回ると成立せず、開票しない。