浜松市議選 61人に聞く(下) 市政運営、水道公設民営
2019年4月5日
浜松市議選(七日投開票)で、中日新聞東海本社が告示前に行った候補者へのアンケートの二回目は、現市長の市政運営の評価と、市が検討を当面延期した上水道事業へのコンセッション(公設民営)方式導入への考えを取り上げた。
市政運営の回答を大別すると、「評価する」「どちらかといえば評価する」が二十八人を占めた。「どちらかといえば評価しない」「まったく評価しない」は二十一人。「ふつう」は五人、「どちらともいえない」と無回答は計七人だった。
自民の公認・推薦、会派所属の候補計二十一人の中では、「どちらかといえば評価しない」「まったく評価しない」が十一人、「どちらかといえば評価する」が四人だった。共産は七人全員が「まったく評価しない」と回答。理由を「行きすぎた債務削減」「福祉削減」などとした。
現市長の考えに近い会派では、公明の五人全員がいずれも「評価する」など。創造浜松、市民クラブも十人が「評価する」、一人が「どちらかといえば評価する」と答えた。理由に「健全な財政運営と企業誘致」などが挙がった。
上水道事業へのコンセッション方式導入は「賛成」がゼロ、「反対」が四十三人で最多だった。残る十八人は「どちらともいえない」か無回答だった。
市長選には現職の鈴木康友さん(61)、ともに新人で共産推薦の野沢正司さん(69)、自民県連推薦の山本遼太郎さん(32)が立候補している。
(統一地方選取材班)