「3区案」賛成 4分の1 浜松市議選候補者
2019年4月4日
◆本紙調査「7区維持」が最多
七日投開票の浜松市議選で、中日新聞東海本社は告示前、候補者六十一人に政策アンケートを実施した。同日投開票の市長選の争点にもなっている行政区再編について、浜北、天竜区を残し、その他を合区する三区案への「賛成」は十五人にとどまった。三区案に反対だが、それ以外の再編案に「賛成」は十五人。現行の「七区維持」が最多で二十三人だった。
区再編自体への賛否で大別すると、「賛成」は、質問には無回答だが理由に「合区するべきだ」とした一人を加えた三十一人で、過半数となる。
市議会最大会派・自民の公認、推薦、会派所属の候補計二十一人の中では、三区案への賛成はゼロ。十一人が七区維持、五人が三区案以外に賛成と答えた。自民の会派は三区案反対で一致し、再編自体についての考えは各候補の判断に委ねたという。
現市長の考えに近い会派では、公明は候補全員の五人が三区案に賛成。創造浜松、市民クラブの計十一人は、三区案やそれ以外の案に賛成などと回答した。
共産は七人全員が七区維持と答えた。
市長選では、現職が三区案を掲げ、新人二人のうち、自民県連推薦候補は三区案に反対、共産推薦候補は七区維持を主張している。
(浜松市議選取材班)