静岡市長選 一問一答
2019年2月26日
◆林 克さん 市民の声聞き行政に
静岡市長選の立候補を決めて記者会見する林克さん=静岡市役所で |
林克さんと報道陣の一問一答は次の通り。
−田辺市政で不満な点は
清水の問題がある。旧静岡市、旧清水市は対等に合併したのに、市民が『いやだ』ということをやっている。清水だけの問題ではない。きちんと市民の意見を聞いて行政をするべきだ。
−選挙の争点は
現市政は人口社会減対策の対応がピント外れしている。雇用問題に取り組まないと若者の流出が止まらない。箱モノでなぜ阻止できるのか。
−立候補を決断した大きな理由は
難波(喬司副知事)さんが出馬しないと決めたのが大きい。野党は一人の候補でまとまるべきだと思っていた。難波さんはそれなりの決意をされたのだろうが、やはりまずいと思った。
−天野さんも出馬を表明した。田辺市政への批判で主張が重なる
すごく残念だと思う。私は労働組合の活動をしてきた中で、若者の雇用対策をしたいという政策を持っている。
−「反田辺」でまとまれなかった
天野さんの出馬は寝耳に水。天野さんは自民党そのものであり重鎮。擦り合わせは難しいのかなという気がする。
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◆天野進吾さん 何とかしたいの思い
静岡市長選立候補を表明する元旧静岡市長で県議の天野進吾さん=県庁で |
天野進吾さんと報道陣の一問一答は次の通り。
−出馬の経緯を
難波(喬司)副知事の擁立を目指してきたが、不出馬。私にも声が掛かった。「市長時代の静岡をもう一度」という声も。逡巡(しゅんじゅん)したが、静岡を何とかしたいという思いで決断した。
−いつ決断を
この三日間で決めた。年齢や体力は決断の障害だったが、県議と市長の四年に体力的な違いはない。
−知事と田辺さんの代理戦争ではないのか
知事の言葉に後押しされたわけではない。私なら県と市の関係は良くなる。
−田辺さんへの思いは
ポーラ化成工業静岡工場の跡地を購入せず、市に大きな損失を与えた。プレミアムフライデーにも疑問。さまざまな奇異な物に飛びつく印象だ。
−市長選でいちばん訴えたいことは
元気な街をつくる。中心市街地の再興。静岡は名古屋に挑戦する街であるべきだったが今では浜松に蹴っ飛ばされそうだ。
−勝算は
絶対に勝てるという前提がないと出馬しない。昔の市長選では、九割は負けると言われて勝った。大衆とともに、現在の静岡にフラストレーションを持つ人々と戦っていく。