静岡市長選 共産系出馬へ 林氏の推薦検討、選挙戦に
2019年2月22日
四月七日投開票の静岡市長選に、元県労働組合評議会議長で県地方自治研究所事務局長の林克(かつし)氏(63)が二十一日、立候補する方針を明らかにした。二十五日に会見し、正式に表明する。共産党が推薦を検討している。
林氏は本紙の取材に「市民文化会館のアリーナ化など(現市政の)箱モノ行政に反対。労組の経験を生かし、若者を救う労働行政を目指す」と語った。立憲民主や社民、自由の各党にも推薦を求めるという。
静岡市出身で、元市職員。「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす県連絡会」の代表も務める。
静岡市長選には田辺信宏市長(57)が三選を目指し、出馬を表明している。田辺氏の市政運営に批判的な政財界のグループが副知事の擁立を模索したが、今月上旬に出馬断念を表明。三月二十四日の告示まで一カ月近くに迫り、無投票の可能性も指摘されていた。
(瀬田貴嗣)