統一地方選2019

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後半戦、若手や女性が躍進 住民から期待と注文

2019年4月23日

 二十一日に投開票された統一地方選後半戦の町村長選と市町村議選では、若手の台頭や女性の進出が目立った。担い手の高齢化やなり手不足が注目される中、行政や議会にどう新風を吹き込むのか。住民からは期待と注文の声が聞かれる。

 松川町長選で三選を目指した七十歳の現職らを抑えて初当選した無所属新人の宮下智博さんは三十九歳。現職首長としては県内最年少となる。今までは二月の御代田町長選で四十一歳で初当選した小園拓志さんだった。

 県町村会によると、過去の町村長には、一九四七年四月に三十五歳で青木村長に就任した宮原栄吉さんの例がある。

 宮下さんは「県内最年少であることが、町のアピールポイントになればいい」と強調。若手職員が意見を言いやすくなったり、若い町議が誕生したりする契機にしたいとの考えを示した。

 町内に住む男性会社員(43)は「若いのでうまくいくか不安はあるが、新しい風が吹くか楽しみにしている。天狗(てんぐ)にならず、町民一人一人の声に耳を傾けてほしい」と期待を込めた。

 岡谷市議選で初当選した無所属新人の武井友則さん(26)は、無投票も含めて当選した市町村議で最も若い。市選管によると、二十代の市議は三人目。最年少は五七年の市議補選で、二十五歳で当選した羽吹(はぶき)義雄さん。今回の松本市議選では二十九歳や三十歳で再選した現職もいる。

 松本市議選では、定数三一に四十二人が立候補する混戦の中、女性の立候補者十二人のうち十一人が当選。四年前の前回選で当選した女性八人を上回り、過去最多を更新した。議席全体に占める割合は35・5%になる。諏訪市議選(定数一五)でも立候補した五人全員が当選し、改選前の二人から倍以上に増やした。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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