松川町・宮下さん、若さ前面に 「気持ちが一つに」
2019年4月22日
花束を贈られ初当選を喜ぶ宮下さん=松川町で |
十六年ぶりの選挙戦となった松川町長選は、新人で元町教育委員の宮下智博さん(39)が、三選を目指した現職の深津徹さん(70)と、新人で元町議の加賀田亮さん(48)を破り、初当選を決めた。県内首長で三十九歳は最年少。松川町で三十代の町長誕生は初めて。投票率は68・17%だった。
午後八時四十分、ケーブルテレビの開票中継が初当選を伝えた。宮下さんは「軍艦に手こぎボートで挑むようなわがままを許してくれ、こんなにもたくさんの票を与えてくれたことに本当に感謝。町を変えたいとの皆さんの気持ちが一つになった結果だと思う」と喜びを語った。
宮下さんは若さを前面に出して、町政の刷新をアピール。住民主体の町づくりや子育て支援窓口の一本化などを訴え、これまでの実績を強調した深津さんらに大差をつけた。