朝日村・小林さん、接戦を制す 「全世代に福祉を」
2019年4月22日
当選のお祝いに駆けつけた中村武雄村長(左)と握手する小林さん=朝日村で |
無所属新人同士の一騎打ちとなった朝日村長選は、民間感覚を取り入れた行政運営を訴えた元村議会副議長の小林弘幸さん(66)が、接戦を制して初当選を果たした。
小林さんは、会社経営の経験を基に「村の機能は会社と同じ。全ての世代に福祉を届ける」と主張。年代や業界別などのグループ対話集会の開催、村民へのガソリン代補助制度の創設、学校給食費の無料化、買い物バスの運行などを公約に掲げ、幅広い年代の支持を獲得した。
村西洗馬の中組生活改善センターで支援者らと初当選を喜んだ小林さんは「村民の意見を聞くことから始めたい。公約を一つ一つ着実に実行していく」と決意を語った。
二〇一五年の前回選以来二度目の挑戦となった元村議会副議長の三村清さん(71)は「ものから人への転換」を訴えて戦ったが、一歩及ばなかった。