79人出馬へ、9選挙区は無投票公算 県議選、29日告示
2019年3月28日
4月7日投開票の県議選に向けて投票を呼び掛ける広告塔=県庁前で |
統一地方選前半戦の県議選は29日告示される。定数57に対し、79人が立候補を予定している。飯田市・下伊那郡区(定数4)、松本市・東筑摩郡区(同7)、長野市・上水内郡区(同11)が合区で新たに設けられ、選挙区数は4年前の前回選に比べ3減の23で、定数も1減る。投開票は4月7日。
立候補予定者は現職50人、元職3人、新人26人。政党別の公認候補は自民が23人、立憲民主が1人、国民民主が2人、公明が4人、共産が10人、日本維新の会が1人。無所属は38人。今夏には参院選も予定される12年に一度の「選挙イヤー」で、前哨戦として各党がどう勢力を伸ばすかも注目される。
合区の3選挙区を含む計14選挙区が選挙戦に入り、人口減少や防災、福祉や産業振興などの課題を巡り、舌戦が繰り広げられる見通し。木曽郡区(定数1)や駒ケ根市区(同)など9選挙区は無投票になりそうだ。
県選管は27日、県庁前の広告塔や各地域振興局に投票日を知らせ、選挙への参加を呼び掛ける垂れ幕などの掲示を始めた。前回選の投票率は過去最低の48・92%にとどまっており、選挙期間中、各種の広報活動を進める考え。
(我那覇圭)