<県議選各区の情勢> (6)東信地区
2019年3月25日
■上田市・小県郡区
四年前の前回選に続いて無投票が予想されたが、二月に新人が立候補を表明。選挙戦となる見通しとなり、現職は「常在戦場と選挙戦は常に意識していた」と慌てず準備を進める。
平野は、経済活性化や福祉・介護施策の充実を掲げ、選挙区をくまなく回って支持拡大を図っている。
地元を中心に若年層への支持拡大を狙う堀場は、スポーツを通じた健康増進施策の充実などを訴える。
清水は、盤石な救急医療体制や高齢化社会に対応した地域交通の実現など、暮らしの安心を前面に出す。
十月の消費率引き上げを批判する高村は、社会的、経済的弱者への公的支援を充実するよう訴える。
山田は、スピード感のある産業振興を訴える。個々の支援者のネットワークを生かして支持拡大を図る。
■小諸市区
山岸は街頭などで人口減少対策を訴える。若年層へのPRに、会員制交流サイト(SNS)も活用する。
■佐久市・北佐久郡区
前回選と同じ六人が立候補を予定。新人三人もそれぞれ地盤や支援組織を抱え、激しい選挙戦が見込まれる。
大井は、雇用や住環境の整備などで県外などに出た若者が戻り、住み続けられる地域の実現を訴える。
藤岡は、子ども医療費完全無料化や防災対策の充実など、暮らしの安全を強調して支持拡大を図る。
小山は、組織だけでなく政策面での有権者の共感を重視。各地で児童福祉施策の充実を掲げる。
花岡は、連日ミニ集会を開く。子育て支援策に妊娠も組み込んで充実させ、他候補との差別化を狙う。
市川は、地元の軽井沢町を中心に広域連携による地域の観光振興などを訴え。町外の票取り込みも狙う。
竹花は、選挙区をくまなく回り、都市部とその周辺、中山間地の格差是正と均衡した発展を掲げる。
■東御市区
石和は積極的にミニ集会を開き、産業活性化と安定雇用の実現による少子化問題解決を訴える。
■南佐久郡区
依田は、農林業発展の好機を逃さず、中山間地を活性化させると訴える。郡内六町村で報告会を開く。
(敬称略)
=終わり
【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音−の順。政党などの表記は自=自民、国=国民、公=公明、共=共産、無=無所属。丸数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は投票日基準。