統一地方選2019

メニュー

<県議選各区の情勢> (5)北信地区

2019年3月24日

 ■長野市・上水内郡

写真

 長野市区(定数一〇)と上水内郡区(同一)が合区になる。合計した定数は四年前の前回選と変わらないが、当選ラインが高まるとみる陣営が多く、激しい票の奪い合いが見込まれる。

 上水内郡区で無投票当選が過去三回続いた服部は、八選を目指して組織の引き締めを図る。地域雇用の創出のほか、福祉や子育て支援の充実を掲げる。

 風間は「投資がない所に発展はない」と防災や教育現場への情報通信技術の導入に向けた予算投入の必要性を強調。企業などへのあいさつ回りに励む。

 「子育て世代の代表」を自任する西沢は、子どものいじめ対策や高校再編に取り組む姿勢をアピール。企業の朝礼や地区の行事に参加し、支持拡大を目指す。

 鈴木は、県外に出た若者らが地元に戻ってきやすいよう働き口の確保を訴える。市中心部の商店街や企業などへのあいさつ回りに余念がない。

 再選を期す埋橋は「今度は実績が問われる」と主要作物の種子を確保する県条例制定に道筋を付けた実績を強調。出身組織の農協や労働組合の会合を回る。

 加藤は昨年九月に県職員を退職し、準備に着手。大学の教育費負担の軽減や高齢者医療の充実などを掲げ、党や支援組織の後押しも受けて初当選を目指す。

 和田は、子どもと障害者の医療費の窓口負担の完全無料化を主張。大北森林組合による補助金不正受給事件の全容解明に向けた追及も続けると強調する。

 山口は、所得が低く、国民健康保険料の支払いに窮する非正規労働者や高齢者の問題に取り組む姿勢をアピール。保険料引き下げに尽力する考えを訴える。

 高島は、子どもの育成や女性の活躍への投資に力を入れ、児童虐待などの問題で県独自の施策を進めるよう働き掛ける考え。後援会の活動を強化して備える。

 昨年八月の県議補選で初当選した金沢は、県内の大学や短大などの定員増と県外からの誘致を主張。支援者へのあいさつ回りや街頭演説をこなす。

 池田は、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう医療や介護の制度充実を訴え。市内の渋滞緩和に力を入れると公約。労働組合などに支持を訴える。

 市議から転身を図る野本は「市南部の唯一の保守系候補」を掲げる一方で、「共生社会の実現」も主張。地元を中心に幅広い層への浸透を目指す。

 望月は、市議として市内の病院に病児保育施設を設置させたり、農業振興条例を制定させたりした実績があると主張。「県政でも即戦力になる」と訴える。

 ■須坂市・上高井郡

写真

 自民党から公認と推薦を受ける現新二人に野党系の新人が挑む。

 堀内は千曲川などの防災対策に力を入れる考え。地域の集会などに参加し、足場固めに励む。

 小林は「自民党の議席独占の阻止」を訴え。子どもの医療費や学校給食の無償化も掲げる。

 関野は子育て環境の整備のほか、老朽化した農業用施設の修繕などへの交付金の確保を主張する。

 ■中野市・下高井郡

 丸山は、若者の流出を防ぐため農業や観光振興によるにぎわい創出を掲げる。

 小林は、持続可能な社会制度の構築を主張。労働組合などを回る。

 ■千曲市・埴科郡

写真

 現職と新人の三つどもえの戦いになる見通し。

 初挑戦となる竹内は、県政への女性の進出や子育て、介護支援の充実を主張。自民党市議らの協力を得て後援会づくりを進める。

 三選を目指す荒井は、県手話言語条例の制定に尽くした実績を強調。集会などでも手話によるあいさつを披露する。

 「若さ」をアピールする小川は、自転車で選挙区内を駆け回る。街頭演説では子育て支援などに力を入れる考えを強調する。

 ■飯山市・下水内郡

 宮本は「必要な公共事業は進める」と表明し、子どもの学力向上やいじめ対策に尽くす考えも掲げる。

 【注】立候補予定者の並びは(1)公認政党の衆院勢力(2)現職、元職、新人(3)当選回数(4)五十音−の順。政党などの表記は自=自民、立=立民、公=公明、共=共産、無=無所属。丸数字は当選回数。敬称略。肩書、年齢は投票日基準。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
ページトップに戻る

Copyright © The Chunichi Shimbun, All Rights Reserved.