若者主導で県議選出馬予定者招き公開討論 松本で21日
2019年3月13日
今春の県議選に向け、松本青年会議所(JC)や松本市などの高校生でつくる実行委員会は、松本市・東筑摩郡区の立候補予定者を招いた公開討論会を開く。若者の政治への関心を高め、低下傾向の投票率を改善させる狙い。二十一日に同市中央の市勤労者福祉センターで行う。
県議選の投票率は近年右肩下がり。二〇一五年の前回は48・92%と初めて五割を切った。実行委は、これに危機感を持った松本JCの三人が二月末に設立した。
今回は十八歳選挙権が導入される初の県議選。若者主導で投票率を高めようと、松本周辺の高校十六校にメンバー募集のチラシを配布。十一日までに十人が集まった。
高校生を交えて質問を考え、討論会では、立候補予定者に一問ずつ答えてもらう。道路が狭い松本市街地での通学の安全確保や公共交通の充実、松本地域の魅力発信などについて、三、四問程度を検討している。
十一日に記者会見があり、高校生二人を含む実行委四人が出席。松本市の松本深志高校一年浅川裕輝さん(16)は「高校では自分から活動するのが大事だと思う。二年後の選挙権に向け、何ができるか見極めたい」と話し、同校一年の鈴木咲也さん(16)は「有権者になった時に今回の活動を生かせるよう全力で取り組みたい」と意欲を見せた。
討論会は午後一時半から。事前申し込み不要、入場無料。動画投稿サイト・ユーチューブでも動画中継する。(問)実行委=090(5517)4711
(川添智史)