女性 全15候補当選 市町議選 金沢市が最多7人
2019年4月22日
第十九回統一地方選は二十一日、後半戦の市町村長選と市町議選などが投開票された。石川県では金沢、小松、輪島、珠洲、野々市の五市議選と津幡、志賀、穴水の三町議選の全体投票率は44・56%。十五人が立候補した女性は、無投票当選した二人を含め全員が当選した。このうち金沢市は七人で、市選管が把握する一九七一(昭和四十六)年以降で最多となった。川北町長選は現職の前哲雄氏(65)=自民、公明推薦=が、元町教育委員の新人中村勝巳氏(66)にわずか七十四票差で競り勝ち、三選を果たした。
当選女性十五人は、金沢市の七人のほか、野々市市、無投票当選の内灘町が各二人、小松市と輪島市、津幡町と穴水町が各一人。
県内八市町議選の当選者百四十二人の内訳は現職百十七人、元職五人、新人二十人。政党別では自民五十二人、立憲民主一人、国民民主一人、公明七人、共産八人、無所属七十三人。
金沢市議選(定数三八)は投票率が過去最低。無所属新人の田中美絵子氏(43)が過去最多の得票でトップ当選を果たし、新人の喜成清恵氏(48)が県内で初めて立民の議席を獲得した。
小松市議選(定数二二)は新人四人が当選。輪島市議選(一五)と珠洲市議選(一二)はいずれも新人がトップ当選。野々市市議選(一五)は立候補した新人四人が全員当選した。