「力貸して」最後の訴え 県内9選挙 きょう投開票
2019年4月21日
地元での“最後のお願い”にガンバロー三唱で気勢を上げる候補者と支援者=20日、金沢市内で |
石川県内で行われている統一地方選後半の川北町長選や金沢、小松、輪島、珠洲、野々市、津幡、志賀、穴水の八市町議選は二十一日に投開票を迎える。
三十八議席を四十三人が争う金沢市。二十日は、ある現職は地元の住宅団地を重点的に回り、選挙カーには連携を図る県議の姿も。別の現職も支援者らと地元を練り歩き、「力を貸してください」と最後の一押しを求めた。
県選管は二十日、川北町長選と八市町議選の当日有権者見込み数をまとめた。
町長選が行われている川北町は四千七百四十五人。五市議選の総数は五十三万五千六十七人で、二〇一五年の前回に比べ一万一千七百十二人増加。十八歳選挙権が初めて適用されたため。ただ人口減少が深刻な奥能登の輪島市と珠洲市は減った。
三町議選のうち、穴水町が同様に減らし、津幡町は前回より増えた。
16%が期日前投票
川北町長選は38%
石川県選管は二十日、選挙戦となった川北町長選と五市議選、三町議選の期日前投票者数の最終結果をまとめた。それぞれの告示日翌日から二十日までに計九万七千四百五十六人が投票。当日有権者見込み数の16・37%を占めた。
二十四年ぶりの選挙戦となった川北町長選は千八百三十四人が投票を済ませた。当日有権者見込み数の38・65%に当たる。
五市議選と三町議選は前回無投票だった志賀町を除き、いずれも前回を上回った。金沢市は約五千人増の四万八千人超が利用した。
ただ近年、期日前は増加傾向にあり、七日投開票の県議選でも期日前は四年前の前回を上回ったが、投開票日を含めた全体投票率は過去最低を更新した。