統一地方選2019

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石川県川北町長 24年ぶり選挙戦 町議選 津幡、志賀、穴水舌戦に

2019年4月17日

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 石川県の川北町長選と川北、津幡、内灘、志賀、穴水の五町議選が十六日、告示された。川北町長選はともに無所属で、元町教育委員で新人の中村勝巳氏(66)と、三選を目指す現職の前哲雄氏(65)=自民、公明推薦=が立候補を届け出た。選挙戦は二十四年ぶり。投開票は二十一日。

 中村氏は、現職を「町民の声を聞いてこなかった」と批判し、タウンミーティングの開催やシルバー人材センターの設立を公約に掲げる。最多人口を抱える地元の橘区を中心に、草の根戦術で支持拡大を図る。

 前氏は、産業振興や福祉、子育て環境の充実、住環境整備を公約とし、企業誘致による財政確保を訴える。自民党県連や公明党県本部、町区長会の推薦を背景に、大半の町議の支援を受けて組織戦を展開する。

 期日前投票は十七〜二十日の午前八時半〜午後八時、町役場で受け付ける。十五日現在の選挙人名簿登録者数は四千八百十三人。

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 五町議選のうち川北、内灘は定数と同じ立候補数で、無投票当選が決まった。津幡、志賀、穴水は選挙戦に入った。

 川北町議選(定数一〇)は前回、二十年ぶりの選挙戦となったが、今回は住民の関心が町長選に集まり、無風に。内灘町議選(同一三)は保守分裂となった県議選河北郡選挙区で町を二分した戦いの影響から、出馬を見送る動きがあった。

 志賀町議選は現職十三人と新人二人が届け出て八年ぶりの選挙戦に。三月議会で急きょ条例を改正し、定数を二減の一四として迎えた。津幡(定数一六)、穴水(定数一〇)も定数一超となった。これら三町議選は期日前投票が十七〜二十日に行われる。

 五町議選の総定数は前回から二減の六三となり、計六十六人(現職五十二人、元職四人、新人十人)が立候補した。前回に比べて九人減(現職七人減、元職三人増、新人五人減)で、なり手不足の実態が浮き彫りとなった。

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統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
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