地域課題託す先は 能登地方2町で選挙戦
2019年4月17日
出陣式で支持者に決意を語る穴水町議選の立候補者(右)=穴水町内で |
十六日告示された統一選後半の町長選と町議選。能登地方では、志賀、穴水の両町議選がいずれも定数一超で選挙戦に突入した。十四日に告示された輪島、珠洲の両市議選と同じ二十一日に投開票される。(榊原大騎、田井勇輝)
【志賀町】定数2減、8年ぶり舌戦
三月に定数を二減して迎えた志賀町議選(定数一四)は、現職十三人と新人二人が立候補し、八年ぶりの選挙戦となった。
現職候補の一人は神社で必勝祈願と出陣式に臨み、「どうすれば地方が浮上していくのか、行政だけでなく住民一人一人が考えてこそ真の地方創生」と第一声。「皆さまに見える議会、活発に議論して政策提言をする議会を目指したい」と訴えた。
新人として立候補を模索していた男性は届け出ず、取材に「無投票にしないためにも準備してきたが、選挙戦になったので出馬しないことにした」と話した。
【穴水町】活性化争点に少数激戦
穴水町議選は五回連続の選挙戦。四年前と同じ定数一〇に対し、十一人(現職八人、元職二人、新人一人)が立候補し、少数激戦を繰り広げる。
人口減少や地域活性化対策が争点。町中心部から離れた地域が地元となる現職は、事務所前で開いた出陣式で「穴水町、地域がますます元気になるよう、一生懸命頑張りたい」と力を込めた。